定額減税の導入
昨日(29日)政府・与党は「総合経済対策」を決定し、今年の所得税と
住民税から一定額を差し引く「定額減税」を1年限りの特例として、盛り
込みました。
定額減税と言えば、ちょうど10年前橋本内閣において当時の金融危機
に対処すべく、導入されたことを思い出します。
まさに時計の針が、ひとまわり逆戻りしたかのような感覚を覚えます。
赤字国債を発行してこれを財源にすることは避ける、との方向ではある
ようですが、減税規模によっては反故にされる可能性もあります。
少なくとも財政再建を放棄したかの印象を対外的に与えることは避けら
れず、いずれ長期金利の上昇というかたちで、日本経済に悪影響を及
ぼすことが予想されます。
年末にも総選挙をにらむ、公明党の要求を呑まざるを得なかった、という
報道ですが、このような「内向き」の政策決定の積み重ねが、わが国の
国際社会における影を薄くしてきたことは、いまさら言うまでもないことだ
と思います。
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